トレーニング

ウエイトトレーニングを行う 最適な時間帯について

皆さんは、何時頃にウエイトトレーニングを行いますか?仕事終わりや出勤前など様々な方がおられると思いますが本当はどの時間帯がウエイトトレーニングを行うのに適しているのでしょうか。
神経の話を交えながら3つまとめていきます。

1・交感神経と副交感神経
2・ウエイトトレーニングに最適な時間帯
3・ウエイトトレーニングに不最適な時間帯

1・交感神経と副交感神経

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自分の意思ではコントロールが不可能であり交感神経と副交感神経
は自律神経の事を指します。
この交感神経と副交感神経こそがトレーニングを行うタイミングと密接な関係があります。

交感神経というのは心臓の拍動数は増え体が活発に活動させる神経です。交感神経は「闘争と逃走の神経」とも呼ばれています。

つまり体を活発に動かしている運動時などは交感神経が優位に働いているということになります。

神経伝達物質であるアドレナリンやオルアドレナリンがあり、これらが受容体に作用し血圧は上昇し瞳孔が開きます。
この受容体というのがα受容体とβ受容体となります。副交感神経は交感神経とは逆に作用しリラックスしている時や睡眠時など優位に働きます。

また、消化機能なども活発になります。神経伝達物質のアセチルコリンにより興奮します。
アセチルコリンが作用する受容体をムスカリン受容体といいます。

2・ウエイトトレーニングに最適な時間帯

交感神経が活発な時間帯というのが夕方と言われています。
この交感神経が活発に働いている時にウエイトトレーニングを行うと筋肉機能を始めとする酸素消費量や肺活量がピークになります。

また、筋肉の発達に関わる運動時の成長ホルモンの分泌が大きいとされているのは夕方というのが近年の研究で明らかになりました。

3・ウエイトトレーニングに不最適な時間帯

早朝は、副交感神経が優位であり体温や心拍数も低いのでハードにウエイトトレーニングを行うと心臓に負担がかかります。

また、体のエネルギーが少ないためパワーも出にくいです。早朝に加え就寝直前などは交感神経が活発になるために寝つきが悪くなり睡眠の質の低下を招きます。

疲労の原因にもなります。
また、食事直後から2時間は食べ物を消化するために胃腸に血液がいきますが、ウエイトトレーニングなどを行うことにより血液が胃腸に行き届かなくなり消化不良につながるのでトレーニングは避けた方がいいです。

最後に、ウエイトトレーニングを行う時間帯によってこんなに効果が違うということを知らなかった方は多いのではないでしょうか?
しかしながら、仕事などが忙しくなかなか思った通りの時間にウエイトトレーニングはできない方も多々おられると思いますが無理をせず自分にあったトレーニング時間を見つけるのも大切だと思います。

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