トレーニング

ミトコンドリアでダイエット?

「ミトコンドリア」をご存知でしょうか?多分言葉は聞いたことはあるのではないでしょうか?そら豆のような形で、真核細胞を持つ生物の細胞には必ずこの「ミトコンドリア」が存在します。主に生命維持や運動などを行うときに使われるエネルギーATPを作り出したり、細胞をアポトーシス(プログラム死)させたりします。

ミトコンドリアは、筋肉の中にも存在します。運動をすることにより、増殖する性質があり、運動エネルギーが増えます。

運動してない人が、運動をするようになったとき、最初は辛い運動が、段々楽に行えるようになるのは、このミトコンドリアの増殖により運動エネルギーが増えたためです。

ミトコンドリアが活性すると、脂肪や糖の代謝も盛んになります。これにより、肥満の予防や生活習慣病予防、ダイエットなどにつながります。

このミトコンドリアの量に年齢差や増殖差はあるのでしょうか?そして、ミトコンドリアは何でできているのでしょうか?

ほとんどの細胞の中に存在するミトコンドリアは年齢とともに少なくなることがわかっています。老化の原因はミトコンドリアの減少によるもので、ミトコンドリアが活性し、増殖していれば老化防止にもなるということです。

ミトコンドリア自体、ケイ素(Si)でできています。運動することにより、ミトコンドリアを増やそうとしてもケイ素不足により増殖されないと本末転倒です。

ドイツではサプリメントでケイ素は人気、売上が1番です。日本ではあまり馴染みがないと思いますが、ケイ素は必須栄養素として世界的に認知されています。人間の1番の健康法は、ミトコンドリアを増やすこととも言われています。

ミトコンドリアを増やす方法

1・睡眠をよくとる
→睡眠中は脳のATPの生産能力が上がることがラットの研究でわかっています。寝て起きると、疲れが取れるようなことありませんか?これは寝ている間にミトコンドリアが分裂・増殖を繰り返し行い、エネルギーを充電しているからなのです。

2・運動をする
→ここでの運動は軽めの運動になります。強度の強い運動ではなく、喋りながらできるくらいの強度で行う運動です。主に有酸素運動になります。持久筋を鍛えるようにしましょう。

3・空腹を感じる
→空腹感を作ることによりミトコンドリアは増殖します。赤毛サルを用いた大規模実験でカロリーを制限すると寿命が伸びることが2009年論文で紹介され注目されました。70%にカロリー制限したサルには白髪やしわがなく、体毛も抜けない事実が認められました。カロリーを制限することにより、ミトコンドリアが活性・増殖したことにより老化の防止も認められたことになります。

4・寒さを感じる
→ここでの寒さを感じるは、水風呂などのことを指しています。急激に寒さを感じる状態を作ることにより、ミトコンドリアが体温を上げようと増殖するのです。(急な水風呂などには気をつけて下さい)

このようなことを行い、しっかりと必須栄養素のケイ素をとる。このことによりミトコンドリは増え、太りにくく若々しい健康的な体になります。サプリメントでケイ素自体にあまり馴染みがないとは思いますが、このケイ素は身体作りには非常に重要なサプリメントです。

筋肉は脳からの信号によって合成されますが、この信号を送っている脳下垂体もケイ素でできています。身体の隅々まで栄養を運ぶのもケイ素です。

ミトコンドリアもケイ素ということを考えると非常に重要ということがわかったと思います。ケイ素について詳しくはこちらを参照ください。

クレアチンの正しい摂取方法前のページ

寒さに強い人、弱い人次のページ

関連記事

  1. トレーニング

    トレーニングマシン何が良い?

    「どのメーカーの物がいいのでしょうか?」という質問をスポーツクラブさん…

  2. ブログ

    「疲れが抜けない」は危険信号?

    体の不調、食欲不振、慢性的だるさなど、季節の変わり目や環境が変わったと…

  3. トレーニング

    筋肉痛の正体とは?

    ウエイトトレーニングを行った翌日などに必ずと言っていいほどやってくる筋…

  4. ブログ

    ダイエットに適した季節とは?

    ダイエットに適した季節があります。皆さんは夏と冬のどちらが適していると…

  5. トレーニング

    環境に応じた身体になる

    人間は非常に優秀な生き物です。動物や昆虫は進化の過程でその環境に適した…

  6. トレーニング

    ジェファーソンスクワット

    ジェファーソンスクワットと聞いて、知らない方もいると思います。今回はリ…

最近の記事

  1. トレーニング

    筋肉と年齢の関係性とは?
  2. ブログ

    「疲れが抜けない」は危険信号?
  3. 筋肉理論

    筋膜リリース
  4. トレーニング

    パーソナルトレーナーの闇
  5. サプリメント

    アミノ酸とプロテインの違い
PAGE TOP