理想の筋肉を手に入れるために栄養面やトレーニング内容は重要な要素です。しかし、ミオスタチンを抑制するということも筋肉の発達において大切であります。今回は、『ミオスタチン』とはどういう物質であり、どのように抑制するのかをまとめていきます。
1・ミオスタチンとは何か?
2・ミオスタチンを抑制する方法とは?
3・ミオスタチン抑制に効果的なサプリメント!
1・ミオスタチンとは何か?
ミオスタチンは筋中に分泌され、神経節の細胞を取り囲む組織幹細胞であるサテライト細胞を抑制したり、新しくできた筋細胞の合成を阻害したりするのです。
筋肉のもとである筋サテライト細胞が増えすぎてしまうと異常に筋肉が肥大したり、がん細胞などが次々に増殖してしまいます。これを防ぐのがミオスタチンというわけです。
2・ミオスタチンを抑制する方法とは?
皆さんはミオスタチン関連筋肥大をご存知でしょうか?ミオスタチンが生まれつきに分泌されないヒトも存在します。
以前、メディアでも取り上げられたことのあるアメリカにいるリアム・フックストラちゃんという男の子がいます。
この子は、生後わずか2日で仁王立ちができるようになり、生後5ヶ月では十チンニングの姿勢がとれるようになりました。
また、8ヶ月には、チンニングができ、9ヶ月には、階段を上り下りできるようになったそうです。
そして、1歳7ヶ月には、腹筋運動ができるようになりました。
ミオスタチンの抑制は効率的な筋発達にとても重要だということがわかります。ではミオスタチンはどのようにしたら抑制できるのでしょうか?
① ハードトレーニングを行う!
18歳から45歳の健康な男性20人を対象とした実験があります。
10週間にわたって高負荷でウエイトトレーニングを行い、インスリンの分泌や腕の筋力、筋肉の増加量、ミオスタチンを測定します。
筋力は30%上がり筋肉量は12%増加しました。インスリンは変化なしです。
ミオスタチンは、20.3%も減少していました。普段行っているトレーニングもハードに行えばミオスタチンを抑制できます。
いつもよりセット間のインターバルを短くしたり、高重量を扱うなど。工夫によって抑制できます。
② 身体が酸性になるのを防ぐ!
ミオスタチンは身体が酸性になると活発になると言われています。
酸性になりやすい食べ物として、コーヒーや砂糖が多く含まれるお菓子、脂肪が多い食品などは酸性食品などと言い血液をドロドロにします。
反対に、マグネシウムを多く含む食品である野菜や梅干、お酢などは代表的なアルカリ性食品なので積極的に摂取しましょう。
これは2006年の研究で明らかになりました。しかしスーパーなどではなかなか手に入りません。
ネットや業者などから直接買わなければなりませんが試してみる価値はありそうです。
3・ミオスタチン抑制に効果的なサプリメント!
MHP社が製造しているMYO-Xというサプリメントがあります。
これは、有精卵のミオスタチンを抑制するパワーを凝縮したものです。実際の実験で、12時間にわたり46%もミオスタチンレベルを下げることが確認されたとの報告もあります。
実際に飲んでみましたが個人的な意見としては、全く体感はありませんでした。
最後に、理想の体を作るには、トレーニングや栄養面だけでなくミオスタチンを抑制することも大切ということがわかりました。しかし、サプリメントなどでは正直なところ抑制はできないと思います。1番の近道は、やはりハードにトレーニングを行い、しっかりと食事から栄養を取るということです。ミオスタチンの抑制させることよりも重要かもしれませんね。