トレーニング

細胞核オーバーロードとは

最近は、YouTube動画の影響が大きく、私のところにも色々な質問がきます。その中で「細胞核オーバーロードとはなんですか?」という質問があったので私の知る限りでまとめてみました。

細胞核オーバーロードとは?

英語表記でnucleus-overloadと言います。毎日同じ部位をトレーニングすることによって筋肉細胞核を増やして筋肥大させるということで、注目はされていますが科学的検証などはできていません。

エビデンスはボディビルダー

今はまだ論文などは発表されていませんが、このトレーニング方法はかなり前から世界中のボディビルダーの間で行われていました。特に注目されたのは、2015年頃のアメリカで、同じ部位を高回数で二日連続トレーニングをするというやり方です。フィーダーズワークアウトといわれ、わかりやすく説明すると、弱点部位を高頻度(毎日)で行うことで成長を促進させる方法で、この部位に関しては筋肉痛やオーバーワークなどを度外視して毎日行います。フィーダーズワークアウトの特徴は、とにかくハイレップスで行ない強烈なパンプを作ること。私自身もこの方法を何度も試していて、きついですが効果は体感しています。今は亡き故リッチピアーナ氏も毎日寝る前にサイドレイズを高回数で行なっていました。ここには書ききれないほどの人がこのトレーニング方法を取り入れ効果を実感しています。


フィーダーズワークアウトも細胞核オーバーロードも基本的には同じで、高頻度、高回数で強烈なパンプを作り、筋肉細胞を増やし、筋肉のサイズアップを図るというものです。フィーダーズワークアウトに関しては毎日ではなく、連続で2日間以上行なうことという以外、特に定義はありません。今の所、フィーダーズワークアウトも細胞核オーバーロードも科学的根拠、エビデンスはありませんが、多くのボディビルダー、パワーリフターが、「効果があった」と言っています。実は、このエビデンスをとること自体が難しく、今後も発表されることはないと思います。その理由としては、被験者の身体への負担が大きく、怪我のリスクが高いこと。被験者が安全に行えることが前提でエビデンスをとるには難しいことが理由の一つです。他にも、パワーリフターやベンチプレッサーなどが行なう「エブリベンチ」というものがあります。これもそのまま、「毎日ベンチを行なう」というもので、神経系のトレーニングでも毎日行なうことで扱う重量が伸びていくことがわかっています。

現在わかっている研究内容では、筋サテライト細胞という細胞があり、この細胞は普段活動をしていませんが、怪我をした時など、何かしらの強い刺激が細胞に入ると活発的に細胞分裂を起こし、細胞分裂した筋サテライト細胞同士が結びつき筋管細胞となりやがて筋繊維になると言われています。このメカニズが細胞核オーバーロード、フィーダーズワークアウトではないかとも言われていますが、真相はわかっていません。

細胞核オーバーロードは初心者では無理

最低でも1年以上のトレーニング歴、もっと言えば5年以上のトレーニング歴で、成長のスピードが遅くなったと感じた時にやると効果を実感できます。初心者の場合は普通にトレーニングを行なっていても筋肥大はしますし、強度が高く怪我のリスクがある細胞核オーバーロードは逆に成長速度を遅らせる場合があります。

細胞核オーバーロードのやり方

やり方の関しては今後、メルマガの方で説明しています。

まとめ

今後の研究結果が気にはなりますが、効果的であるとは個人的に思います。苦手部位の頻度を増やすと逆効果と言われたりもしますが、考え方にも個人差があります。これからの研究に期待してみたいと思います。

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