トレーニング

筋肉と年齢の関係性とは?

若い時の方が自動車の運転や英会話など上達が早いと言われていますが筋肉の発達についてはどうなのでしょうか。若い人の方が筋肉は発達しやすいイメージがある方が多いと思います。筋肉と年齢の関係についてまとめていきます。

1・何歳から筋肉は衰え始めるの?
2・テストステロンと年齢の関係
3・何歳からウエイトトレーニングを始めるのがベスト?

1・何歳から筋肉は衰え始めるの?

31_02

この図は20歳から90歳までの筋肉量の変化を表したものです。

この図からわかるように20代から30代にかけて筋肉量は増加し30代をピークに徐々に減少しています。

60代からは急激に筋肉量が減少しています。男性と女性の変化率の違いは50歳を境に段々と男性の方が上回っています。
意外かもしれませんが男性の方が筋肉は衰えやすいのです。

しかし、この図はウエイトトレーニングをしていない場合です。

余談にはなりますが、ヒトの筋肉は下半身に主に集中しており約70%を占めていると言われています。

高齢になると歩けなくなる、杖をつきながら歩くなどの場合が多く見受けられますが下半身の筋肉の衰えが密接に関係しているのです。

2・テストステロンと年齢の関係

テストステロンは以前私が書いた記事でもありますが、テストステロンの分泌は筋肉の発達おいて非常に重要です。

そこで年齢とともにどのようにテストステロンが変化していくのでしょうか。またどのようにすればテストステロンの分泌を盛んにできるのでしょうか?

31_03

先ほどの筋肉量の変化のグラフと似ていますが、20代をピークに30代から徐々に減少しているのがわかります。

年齢を重ねていくと少し体を動かすと疲れやすくなったりします。

テストステロンはコレステロールを原料とし男性の場合は精巣で95%、副腎で5%合成され、脳下垂体や脳視床下部などの脳から分泌されるホルモンによりコントロールされています。

そして血中に分泌されたテストステロンは肝臓代謝され尿中に放出されます。

原料であるコレステロールの不足がないように食生活に気をつけて過度のストレスをためこまないことがテストステロン低下を防ぐ対策の一つと言えるでしょう。

またウエイトトレーニングなどの運動を行うとテストステロンの分泌は盛んになることが分かっています。

ウエイトトレーニングなどの運動を行い筋肉質な体の人は若く見られることが多いのは、このテストステロンが密接に関係しています。規則正しい生活と運動を心がけることが大切です。

3・何歳からウエイトトレーニングを始めるのがベスト?

31_04
この図は運動能力と年齢の変化について表したものです。男性は18歳から20歳が運動機能のピークですが女性は13歳あたりからほとんど変化しません。

運動機能から見ると男性は18歳くらいからウエイトトレーニングを行うのがベストだと思います。

また、ウエイトトレーニングに関しては関節などの骨も重要な要素となってきます。

31_05
骨量(骨密度)は20歳を境に少しずつ低下していきます。

つまり、骨密度と運動機能の観点から考えると20歳くらいからウエイトトレーニングを始めると筋肉の発達がより効率的に向上していくと思います。

また前述のテストステロンの分泌も20代が一番高いのでウエイトトレーニングを始めるのは20歳が最適といえます。

しかし、加齢とともに減少する筋肉ですが、ウエイトトレーニングを行うことにより筋肉は発達します。

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この写真の方は、60歳からウエイトトレーニングを行いこのような体に変化しました。

60歳からでもウエイトトレーニングを行えば筋肉は増えるということです。

また80歳から90歳を対象にウエイトトレーニングを行うグループとウエイトトレーニングを全く行わないグループ分けて30週間にわたり筋繊維断面積を測定した結果、30週間後にはウエイトトレーニングを行うグループは筋繊維断面積が肥大していることがわかりました。

つまり、高齢であってもウエイトトレーニングを行えば、筋肉は肥大するのです。

最後に、
放っておくとヒトの体は年々衰えますが、ウエイトトレーニングを行うことにより筋肉は勿論のこと、様々なことが改善されます。若くは無いがこれから筋肉をつけたいと思っている方などは是非ウエイトトレーニングを行ってみてください!必ず結果が出ると思います。

 
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